1977-04-12 第80回国会 参議院 地方行政委員会 第7号
その後、ダムがだんだん効率が悪くなりコスト高になってくるという傾向をたどってまいりましたので、さらに物価、人件費の高騰等も伴いまして、水コストが増大してくる、経営が悪化してくるという事態を招いてきたことを反映いたしまして、この五十一年度の予算で、特に原水コストの高いダムにつきまして二分の一に引き上げを行ったところでございます。
その後、ダムがだんだん効率が悪くなりコスト高になってくるという傾向をたどってまいりましたので、さらに物価、人件費の高騰等も伴いまして、水コストが増大してくる、経営が悪化してくるという事態を招いてきたことを反映いたしまして、この五十一年度の予算で、特に原水コストの高いダムにつきまして二分の一に引き上げを行ったところでございます。
この総量をやっぱり引き上げていくという、そういう考え方、これもひとつ含めて御検討願いたいと思うんですが、原水コスト高のものについてはその範囲を拡大するとか、あるいは補助係数の整備を図るとかによって、やはり少しでも水資源に対する国の助成を深めていくというような方向は現行体制の中でも十分とれることだと思いますから、これひとつお考えのほどを願っておきたい。
今後のダム建設等、非常に原水コストが上昇してまいりますので、そのコストのはね返りというものが生活用水あるいは工業用水にはね返っていくわけでございますけれども、御承知のように、現在の水道料金、たとえば東京都でとりますと、家庭料金というものはバケツ一杯一円以下というような非常に安いお値段。したがって、非常に、湯水のごとく使えといいますか、使い方がぜいたくである。
しかし、私はやはり原水コストと申しますか、給水原価がどうなるかということが問題じゃなかろうか。
しかもその地方団体だけで水がまかなえるわけではありませんので、多くの地方団体では他の府県あるいは市町村、違った地域に水源を求めなければならぬ場合が非常に多い、そういったときに原水コストがいつでも問題になるわけなんです。
○赤澤国務大臣 さっき国庫補助のことを申されましたが、原水コストが高過ぎてどうにも全国平均並みの給水ができかねるというふうなものについては、今度厚生省で予算がついて、これは国庫補助の道を逐次開いていくという方向に進んでおります。何でもとにかく補助を増額して、飲み水をただにしてしまうという方向にはなかなかまいりませんけれども、国庫補助の道は開こうとしております。
というのは、そのケースというのは、原水コストというものは全然変わりない、上水の経常費というものについてそういう形になっておるのでありまして、そういう例が全国的にどれだけできるかということについては、現在のところ調査したものはございません。ただしかし、設備近代化のいろいろな経費につきましては起債を認めておりますので、ある程度どの都市でも効果はあがっておるのじゃないかと思っております。